出版社立ち上げに関するレポート

大したことではないのだけれど、いつかは自分で本を出版したいなという夢がある。
ビジネス書でも勿論大歓迎だし、仮に趣味で書いてる小説なんかが書籍化したらもう大歓喜である。
「職業は小説家です」だなんて、いつか言ってみたいセリフだ。
ただ全くの無名でかつ、目立った実績が(WEB上には)ほとんどない僕には、残念ながらお声がかからない。
まあ人生長いし、追々書ければ、的な捉え方だ。
だが、コンサルティング的な仕事をしてると、たまに自費出版のお誘いを受ける。
「何冊か事前に買い取って頂けるのならば出しますよ」的なよくあるあれだ。
凄いのになると「ライト文芸小説書いてるんですよね。拝読しましたよ。面白いですね。弊社の新人賞を買いませんか?書籍化も勿論大々的に推しますよ」的な事を言われたこともあった。
で、気になるお値段が、安いところだと70万ほどで、高いところになると300万ほどになる。
安いところはそれこそ出版社名をググるだけでサジェストに「自費出版」と出るようなレベルで、正味な話そんなところから出したとしても、恥をかくだけだ。
さて、70万だか300万だか知らないがこの金額。
高いか安いかは人それぞれに寄るが、起業家の端くれである(と自認している)僕は当然ながらこう考えた。
「これ、自分で出版社を作った方が安いし、良いんじゃね?」と。
今回の記事は、0から出版社を立ち上げようと思った僕が、必死こいてデスクリサーチとヒアリングを繰り返して作り上げたレポートである。
長くなるとは思うが、結構苦労して作成したので、是非最後まで楽しんで読んでもらいたい。

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トランザクションが生まれないことには意味がない

光栄な事に、僕は今5つのアクセラレーションプログラムでメンターを務めさせてもらってる。
お陰で面白いサービスには出会えるわ、良いメンターネットワークには入れるわ、説明コストは浮くわ、と良いこと尽くめだ。
まあただメンターをやればやるほど当然だがメンタリングする機会が増える。
僕はアクセラレーションプログラムのメンター以外にも個人でメンタリングを受け付けてるし、それ以外にも僕の運営するサロンからメンタリング依頼が来たりと、まあ結構メンタリングばかりしてる日々だ。
そんなこんなで過ごしてると、当然だが幾つかの共通点が見えてくる場合がある。
今回はそのうちの一つ、「トランザクション発生率」について実例を交えて語ってみよう。

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2019年面白かった新WEBサービス4選

皆さん新年あけましておめでとう。
お陰様で株式会社tsamは1月から無事2期目を迎えることができた。
前期お世話になった皆々様には本当に感謝申し上げる。
僕が今こうやって余裕を持って新年を迎えられるのもひとえに皆さんのおかげだ(特に某監査法人関係者にはとてもとても頭が上がらない)。

さて、新年一発目のブログ記事を書こう。
テーマはズバリ「2019年にリリースされた中で面白く記憶に残ったWEBサービス4選」だ。
何が何でもこのタイミングでこれなのか、年末に書けよ、という声が出るのは重々承知だが、年末に派手に体調を崩し、ずっと実家で死んだように眠りこけていて書けなかったのだ。
故にこのタイミングでの公開になる。
この記事での狙いは二つあって、建前的な(所謂おキレイな)理由を一つ書くと、素晴らしいWEBサービスを世に広めるお手伝いをしたい、というのがある。
本音的な(所謂ゲスな)理由を書くと、日頃僕のやってるサロンではこういう皆さんがあまり知らないサービスを取り上げてるから気になってるなら加入してね、というのもある。
あとはTwitterのフォロワー数も増やしたいという可愛い理由もあるっちゃある(これはほとんど増えないけど)。

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墓場を掘り起こし死体を漁る事の大切さ

僕のような仕事をしていると、日々のインプットとアウトプットは言わば基礎体力作りのようなもので、まあ毎日時間を見つけてはセコセコとプレスに目を通したり、当事者にメール質問したり、リアルに会って内情を聞いたりしている(最近はだいぶサボってるけど)。
でまあ、そんなこんなで(主にC向けWEBサービスについてを)日々インプットしているわけだが、こんな事を何年も続けていると、幾つかの共通点が見えてくる。
今回はそのうちの一つについて語ろうと思う。
「死体を漁らない愚行について」だ。

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人も情報も上流から下流へ流れる

ご存知の人もいると思うが、僕の会社tsamはスタートアップへの支援をメイン業務としている。
表現の方法はコンサル、顧問、メンターなど色々あるが、まあぶっちゃけてしまえばどれもメンタリングをする、ということだ。
今回はそのメンタリングをする上で、幾度となく指摘してきたポイントについて語ろうと思う。
水が上流から下流に流れるように、人も情報も上から下へ落ちる、という話だ。

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「100%信じて従ってくれ」という指示について

今回は顧問・メンターとして教えることの難しさについて語りたい。

起業家として事業を興す上で、メンターというのは非常に有用な存在だと思う。
センスのある人間が長年の経験と知恵から導き出されるものを、即座に教えてもらえるのだから、この上なくありがたい。
かくいう僕も2011年頃、二社目の株式会社フリッグを経営している時にメンターを付けたことがある。
そのメンターをここでは仮にA氏としておこう。
A氏は学歴も経歴も十分なある程度年齢のいった男性だ。
ネットワーキングの場でお会いして、僕からお願いしてメンターになっていただいた。
ただこれがなかなか難しいもので、当時の僕が何も知らない調子に乗ったクソガキだった為に、喧嘩ばかりしてしまった。
基本的にこのA氏の意見は正しいのだが、ことITの最新な事になると僕のほうが知見のある時があり、そこで間違えた指示を出された時に不信感が溜まってしまい、結果ITに関係のない本来ならばA氏の得意分野である指示にまで疑いをもち、上手く指示を聞くことができなくなった。
最初に言うと、この繋がりに関しては確実に僕に非があったと今では分かる。
当時は反発ばかりしていたが、A氏が言う指示は今振り返ってみると的確であり、あれだけ鬱陶しいと思ってた大量の資料も有用なものばかりだった。
今になって僕が誰かに偉そうに薀蓄を語る時、それのソースはどれもA氏からの受け売りだったと気づいた時には、苦笑してしまったものだ。
僕がよく言う「深掘りしろよ」というのはA氏がまさに口を酸っぱく言っていた事だし、何かの折に資料を探していたらA氏が僕にくれた資料がそれだ。
そんな事が多々あり、その都度僕はA氏の事を思い浮かべるわけだ。
思えば色々変に反発ばかりして、可愛げのないメンティーだった。
いつか機会があれば詫び状を送りたいと思って入るのだが、なかなかそれが果たせないままでいる。

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MVPは時代と共に変わっていく

ちょっとした経緯があり、今回はMVPについて、そして起業家のあるべき姿勢について語りたい。

MVP、Minimum Viable Product。

Startup起業においてMVPとは最小限のプロダクトを意味する。
最初からリッチなコンテンツを盛り込んでリリースをしようとすると、開発期間は伸び、開発費は高騰する。
それでいて市場のニーズと乖離があるものが出来る場合がある。
それならば必要最小限なMVPでサクッとリリースし、あとは市場の声をユーザーインタビューから掘り出し、必要に応じて適宜追加修正していこうよ、ということだ。
非常に理にかなってるし分かりやすい。

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2018年のスタートアップ・トレンドの振り返りと、2019年の予想について

TechCrunchで毎年恒例の企画がある。

VCや投資家が2018年を振り返り、2019年のトレンドを予想するというやつだ。
拝見してみたら、面白いほど僕の考えと違っていた。
まあVCや投資家なんてのは腐るほどアイデアをみてるだろうし、その彼らが言うならばとりあえずその線は外れてはいないんだろうなと思うのだけれど、ここまで差異が見れるなら、僕も勝手に予測してみようと思って本記事を書いてみた。

最初に補足しておくと、僕はC向けサービスが得意領域で、B向けサービスは門外漢だ。
そもそもチェックすらしていない。
その為、意見には随分偏りもあるし(基本C向けにしか触れてない)、見方によっては間違えている部分もあるとは思う。
名もない起業家の一意見、誤りの指摘なんて野暮なことはせず、まあ年の瀬にマッタリと読んでもらえると嬉しい。

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第42回 全国育樹祭へ行ってきた

前にも書いたがコンサバな業界に多少だが興味がある。
農業Expoなんかは毎年行ってるし、業界紙などにもちょくちょく目を通している。

農業、酪農、漁業、それ関係のStartup Newsは大好きだ。
そんな僕だが恥ずかしながら林業についてはあまり詳しくない。
というかそもそもにして林業やってるStartupなんてあるのだろうか。
林業「forestry」と「Tech」。
おこがましいようだがForeTechとでも名付けようか。
このForeTechはどんな状況なのか。
果たしてITは活用されているのだろうか。

興味が湧いた僕はパパっと調べてみたところ、面白そうなイベントを発見した。
第42回全国育樹祭だ。
ちょうど11月19日に育樹祭のコンテンツの一つである「森林・林業・環境機械展示実演会」というのをやるらしい。
ForeTech、いっちょどんなものか。
早速行ってみることにした。

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