新しい文化にこそ新しいマネタイズの余地がある

以前より伝えている通り、2020年のこのご時世に何か新しいWEBサービスを考えた場合、残念ながら大抵のものは既にもう存在している。
もしそれが存在しなかったのならば、貴方が最初に考えたからなかったわけではない。
貴方以前に他の人が考えたけれど、色々深堀りしていくにつれ微妙だと思ってやらなかったから無いか、挑戦したけれどうまくいかなくて潰れたから無いか、のどちらかだ。
つまり、無いにはないだけの理由があって無いわけだ。
故に僕はなにかのサービスを思いついた時、先人たちの死体を墓から掘り起こして死因を検分しろと常に言っている。
そしてその死因を分析して、それでもなお自分たちならばその問題をクリア出来ると踏んだ時にこそやれ、というわけだ。
その問題をクリアする為の鍵とは何か。
それは当時には存在し得なかったテクノロジーやサービス、そしてカルチャーだ。
今回はSassyというサービスが新しい取り組みに挑んでいるのを知ったので、軽く例に上げて説明しようと思う。

Sassyというサービスを皆さん聞いたことはあるだろうか。
まあおそらく大半の人が無いとは思うので改めて説明する。
Sassyは遊びスポットを簡単に見つけられるサービスだ。
Tinderスタイルで次から次へと面白そうな遊び場、素敵なカフェなどが出され、それに良い悪いとフリックしていく事で、自分だけの好きなスポットリストがたまる。
その溜まった場所はそれぞれ地図上で表示されていつでも閲覧が可能だ。
Sassyは友達同士、恋人同士で行くことを想定しているので、このリストをそれぞれ共有することができる。
で、お互いが「行きたい!」と選択したスポットを中心に、次の行き先を提案し合うことが出来るようになっている。
そして「よし、次はここに行こう!」みたいな共通のリストができたら、地図上で経路などを含めて見れるというわけだ。
もちろん営業日時や今必須となっているコロナ対策の有無、予想混み時間なども表示される、つまるところ非常に便利なアプリとなっている。

このアプリだが、確かにユーザーとしては使い勝手が良いものなのは認める。
実際僕もダウンロードしてみたのですが、UIは工夫されて、恋人に使ってみてもらったらフィードバックも良好だった。
では、これがビジネス的にうまくいくかと言われると、残念ながら普通に考えると「厳しい」と判断せざるを得ない。
それは根本的に「マネタイズがしづらいから」という理由に他ならない。
まあこれを色々書くと長くなるので割愛するが、前のパラグラフに沿ったように書くと、Sassyのようなアプリは何も今始めて出たわけではなく、過去に何度も何度も生まれては消え生まれては消えしていっている。
それには様々な理由があるのだが、一つにマネタイズが出来ないから、というのがある。
つまるところ歴史が物語っているわけだ。
ではSassyもこのまま消えていく未来しかないのか、同じ道を歩むのか。
そこで今回のタイトルが絡んでくる。

上記の流れがあったことはSassy運営も当然知っているところだ。
それ故にSassyは「過去の人達が消えていった時にはなかったテクノロジー、サービス、カルチャー」に着目した。
昔にはソリューションがなかったからクリアできなかったペインも、今ではクリア出来るなんて事はザラにある。
昔にはカルチャーがなかったから生み出せなかったマネタイズも、今では作り出せるなんて事もザラにある。
試行錯誤の末にSassyがたどり着いたのが「プレイリストへの課金」だ。
皆さんはおそらく音楽アプリを使っているとは思うのだけれど、少なからずの人が課金までしていると思う。
僕もGoogle musicに長いこと課金しており、結構充実した音楽ライフを過ごしている(最近買ったGoogle nest audioはお気に入りだ)。
で、その課金のサービスの中に、おそらくプレイリストへのアクセス的なものがあるだろう。
つまり有名人や友達が聴いてるお気に入り曲リストを自分も聴けるやつだ(もちろん相手が公開している場合に限る)。
で、Sassyは、このプレイリストというものに人は課金をする文化が少しずつ芽生えているのではないか、と仮設を立てた。
これは「キュレーション要素への課金」と言い換えても構わない。
これだけ情報が氾濫している現代社会に於いて、良質なキュレーションには価値があることは数年前のキュレーションメディアブームで僕たちは確信済みだ。
それ故に、ここをフックに新たなマネタイズポイントを創出、過去の挑戦者がなしえなかったサスティナブルな運営が出来るのではないか、と。

Sassyの挑戦が花開くかは誰にもわからない。
しかし過去の死体検分から死因を調べ、新たなテクノロジーやカルチャーによってその難題に取り組んでいく。
こういった繰り返しこそがスタートアップの進歩を支えているのは間違いない。

ま、長々と書いたが、皆さんも死体検分をして、どんどん挑戦していきましょう、ということだ。

以上、Sassyの挑戦を例に出して、今回のコラムは終わりとする。

直感型おでかけアプリ Sassy(サッシー)

あ、あと。
1ヶ月ぶりのブログ更新なので、サロンとマガジンの宣伝をさせてもらいたい。
御存知の通り僕は起業家や起業を志す人、あるいは新規事業に興味がある人向けにサロンとマガジンで情報を発信している。
情報の内容は、その週に出た新しいC向けWEBサービスの紹介や起業に関するコラム、他にも良質なWEBサービス紹介や新規事業アイデアなどだ。
例えば今回の記事も元々はサロン・マガジン用に書いた原稿だったが、Sassyを宣伝する意味を込めて今回のみブログに利用することにした。
週1のコラムは大体こんな内容のものが読めると思っていただければ問題はない(文量は流石にもう少し減るが)。
サロンとマガジン、基本的にはどちらも同じだが、サロンの方が少しだけコンテンツは多い。
サロンにはコミュニティ機能があり、オフ会や勉強会などが開催されている。
そして過去記事なども全て読むことができるし、無料体験も用意されている。
かたやマガジンは記事単体から気軽に買えるし、他の人との接触はない。
提供している情報に関しては自分で言うのもなんだが良質な物になっていると思う。
もし少しでも興味をもってもらえたら、サロンとマガジン、どちらも好みがあるので、自分にあうスタイルの方を選んで是非ご入会いただけると嬉しい。
値段分ぐらいは十分価値があるので、是非お試しもらえたなと。
入会、お待ちしている。

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