オンライン結婚式に見るコロナへの向き合い方

皆さんはオンライン結婚式というものを聞いたことは無いだろうか。
まあ僕も実際には体験したことはないのだけれど(この歳になると周りはもう結婚しているのだ)、Zoomなどを通して新郎新婦の結婚式の誓いなどをオンラインで見学する、といったものだ。
実はオンライン結婚式については今年の4月にこちらの投稿でこの様に言及している。
「オンライン結婚式はWith coronaではニーズがあるが、After coronaでは揺り戻しが起きるから廃れる」と。
今回はオンライン結婚式を例にとって今現在考えられるコロナとの向き合い方について語りたい。

さて、最初に結論から書こう。
4月の時点ではオンライン結婚式は「無し」だと考えていたが、今時点では「振り切る価値はあるんじゃないか」ぐらいには思ってきている。
それはどういうことか。
つまり4月の時点ではCoronaがどの程度続くかの見通しがまだ不安定だったけれど(まあ長期化するとは思ってたが、確信までは持てていなかった)、2020年10月現在に於いては、ハッキリと確実に長期化するのが分かっている。
皆はAfter coronaの事を考えているようだが、個人的には3%なり5%なりの確率で、With coronaが永久に続く未来だってありえるとすら思っている。
人々は今後一生数ヶ月に一回ワクチンを常に打ち続ける世界線にいる。
ACなんてそもそも最初からなかったんだ、と。
そうなった時に、そしてオンラインの体験になれた今、改めてオンライン結婚式というビジネスを見てみると、なるほど、これはなかなか悪くなさそうだな、と思う。
つまり、僕のような昭和55年生まれのおっさんにしてみたら、結婚式とは皆で着飾って飯食べて新郎新婦のエピソードを聞いて、お涙頂戴、花びら舞ってハンカチーフをフリフリする世界だ(言い過ぎ)。
上の人がやってたことだし、まあこんなもんだろう、と。
んが、冷静に考えてみりゃ、随分バカバカしくて無駄だと思える部分はある。
社会人になると各地に散らばってる中で一箇所に集まるのもキツイし、高い食事にしたって辛いし、スーツやドレスも、長時間の歓談も、まあそういう部分はほら、人によるけれど、嫌いな人は一定数いるんじゃないかなと思われる。
それがオンライン結婚式の場合だとどうだ。
どこにいたってZoomだのエリンギだの(宣伝)で会えるし、食事は自分でコンビニ飯でも食べてりゃ済む。
スーツやドレスも必要ないし、疲れたらマイクとカメラを切ってパンツいっちょで寝っ転がればいいさ。
さらに考えてみりゃオンライン結婚式はWC時代には相性が良い。
Coronaが怖いご年配の方は外に出たくないし(肉体的にも)、そういった時に家から参加出来るなら助かるだろう。
若者は金銭的余裕が無いから高いお金を出して結婚式を上げるのはキツイし、ご祝儀だってあれはなんだかんだ言って結構かかる。
オンラインだとそれら全てが要らないんだから、こんなに楽な事はない。
ただ、当然のごとくそこにはオフラインの良さを完全には再現出来ていない部分はある。
一体感だの雰囲気だのそんなのだ。
この部分を大切に思っているのはまだ僕たちがオフラインの体験に引っ張られていて、オンラインの形を知らないがためだと思われる。
これがWCが数ヶ月しか続かないのならば「オンライン結婚式?ああ、何かあったね、そんなの(笑)」で収まる話だ。
が、WCが2年も3年も続けば話は変わる。
人々がオンライン結婚式に慣れ、良さに気づいてしまうと、ある一定数は必ず残る状況になる。
つまりこのパラグラフで何が言いたいのかと言うとだな、僕は別に決してオンライン結婚式の良さを勧めたいわけではない。
僕が伝えたいのは「もうコロナに振り切って動き出せよ」ということだ。
周りを見渡すとどういう状況かというと、「コロナは長く続くと判断し、とっくに動き出して既に形にしつつある」という感じだ。
もう、「コロナってまだ続くかな?」とか「ビジネス変えてもいい?」とか「開発しようかな。どうしようかな」という状況ではないのだ。
「コロナは続く、そしてもう動き出してる人が随分多いから、今動かないとキツイぞ」と。

今回の投稿ではもう一つ伝えたいことがある。
それは「オンライン結婚式を始め、多くのものがリプレイスできるチャンスにある」ということだ。
どういうことか。
それは、例えば今までの結婚式において大切だったのは、ズバリ「箱」だ。
5つ星ホテルだの何だの昔からあるブランドとそれに伴うゴージャスな内装や装飾、そういったものが結婚式を選ぶ際に最重要される。
どんなにオシャレな箱だろうと、ブランドが無ければなかなか敬遠されがちだった(最近はそうでもないみたいだが)。
故に新しく参入しようとしてもなかなか不利な市場だったのだ。
だがオンライン結婚式において、そんなブランドだのゴージャスな箱だのは、糞の役にも立ちはしない。
「Zoom結婚式 by 5つ星ホテル」なんて書かれた日には悪いが吹き出してしまう。
そうではない。
オンライン結婚式に大切なのは、システムであったり、オンライン上の演出であったり、CGスキルやなんやかんやの方が遥かに大切なのだ。
そうなった場合、昔から結婚式屋一筋で生きてきた業者の人より、悪いけど僕らITスタートアップの人間のほうが遥かにスキルはあるし、ノウハウもある。
箱がいるなら勝てはしないけど、こっちの土台に相手が降りざるを得なくなったら、負けるはずがないのだ。
しかも彼らには致命的な弱点がある。
それは既存のアセットを活かす方向にしないといけないことだ。
彼らにはお抱えの式場スタッフがいるし、カメラマンやらレストランやら何やらがある。
そんな彼らが考えるビジネスは、不自然に式場スタッフがシャシャリ出てきたりするし、写真も写真で何十年前に生きてるのかという程に値段が高い。
レストランにしたって無理して同時に同じメニューをデリバリーで食べる必要なんてないのだ。
そういう既存のアセット、既存のノウハウを無理してオンラインの場にもっていこうとするから、明らかに無理がある。
そりゃ数ヶ月はごまかせるのかもしれないが、僕らだって馬鹿じゃないから「あれ?これオンラインでまでする必要あるんだっけ?」と思うわけだ。
そうなるとアセットとかの柵がない僕らは、そういう無駄な部分を全て排除して、そしてオンラインならではの特性を活かした形をすぐ見つけるだろう。
そうなった時に既存事業者からリプレイスするなんて、造作も無いことなのだ。
つまるところこのパラグラフで言いたいのは、何も結婚式屋をコケおろしたいわけではなく、「こういうリプレイスできる部分がそこかしこにあるから、若い起業家は頑張ってこの瞬間に全てをかけろ」ということだ。

考えてみりゃ、今はもうまたとない人生最高の機会と言える。
つまり、2019年頃の僕らは、エコシステムは完成していて、ノウハウも十分たまり、そしてネットワークも出来上がっているというまさに無敵の状態だった。
しかし唯一にして絶対的に欠けていたのが「課題」だった(あくまでC向けWEBサービスの場合)。
そう、2019年においては、課題という課題は解決され、もう殆どペインが残っていなかったのだ(しつこいようだがC向けWEBサービスの場合)。
だから若い起業家らは、ノウハウもネットワークも何もかもがあり、何かを起業したくて仕方なくても肝心のネタがないからできない、という状態だったのだ。
んが、今は違う。
Coronaという災厄が起こったことで世界は一変し、世の中は課題だらけになった。
しかもその課題は、なにかの世界に10年20年精通した状態で初めて分かる課題ではなく、普通に生きてるだけですぐ隣に存在し、誰でもわかるレベルに落ちてる課題だ。
正味な話、僕は40年生きてるが、ここまで世界レベルで一気にガラガラポンが起きたことなんて経験したことはない。
そしてこれからあと何十年生きるのか分からないが、僕の体と頭が健康なうちにこのレベルのガラガラポンが起きることはもうないだろう。
逆に僕は今、金も知識もネットワークもそれなりにあり、万全の状態でこの状況を迎えている。
そんな時にだ、頭を抱えて「コロナがーコロナがー」と言ってたって仕方ないじゃないか。
この思いがけない大航海時代に、一気に外に出て勝負をかけていく。
まじで若い起業家の人は頑張ってもらえたらと思う。

以上。

あ、最後に手前勝手な宣伝をしておく。
ええとだ、新規事業を考える時に、一人で考えたってろくなことがない。
いやこればかりはまじで、本当に。
経験のある人に見てもらったほうがいいし、優秀な壁打ち相手やメンターが一人周りにいるかいないかで大きく成長速度や成功感度が違う。
かくいう僕も2011年頃メンターをつけて随分成長させてもらった(喧嘩ばかりしてたけど)。
で、何が言いたいのかというと、皆さんご存知か知らないけれど、僕は個人でもメンターや顧問を受付けている。
この数ヶ月忙しくて依頼は全部お断りし、あるいはパートナーに振る状態が続いていたけれど、今月来月からまた少し手が空き始めそうなので、まあ早い話、クライアントを募集している、ということだ。
いやまあ積極的に募集するほど困ってないし、正味な話手が空いたらやりたいことは結構あるので、来たら来たでボチボチ困るんだけど、一応まあ手は貸せますよ、ということだ。
あるいは僕のサロンにでも入ってもらえたらそれなりに知見は提供しているので、こちらも良かったらぜひぜひ。

というわけで、今回の記事はこれで終わりにする。
読了ありがとう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です