リスクを恐れてコストをかけると、そろそろ若者に食われるぞ

日本人の特性として「過剰にリスクを恐れる」というのがある。
勿論これは悪い意味だけで言ってるのではなく、これにより僕らは安全で清潔なこの国に住むことが出来ている。
物事には何にでも良い側面、悪い側面があるというわけだ。
ただこの特性は、残念ながらイノベーションにはことさら相性が悪い。
何かを試す時に「とりあえずやってみて問題が起きたらその時に対処するスタイル」と「事前にリスクを想定してルールを作った後にその範囲内で好きにして良いスタイル」では、前者のほうが圧倒的に自由度が高く挑戦しやすい。
この事が日本からイノベーションが生まれにくくなっている要因と言える。

今回はこの特性が悪く出てしまっているWEBサービスについて話そう。
と言っても特定のサービスを名指しであげるのではなく、ある程度のサービスになら大体当てはまってしまうことだ。

本記事で言いたいことを最初に書いておく。

日本はWEBサービスに於いても、何事も慎重になりすぎていて、過剰なまでの事前防衛により、使い勝手が悪く、手間暇ばかりかかるサービスが多い。
しかし、その想定されていたリスクなんてのは、このご時世ある程度ITテクノロジーで防げるものが多い。
その起きるかどうか分からないリスクを警戒してコストを高めるよりは、やるべき策は打ちつつもそのリスクを織り込んだ上で、手軽な設計の方が良い(場合がある)。
そしてそのリスクというのは勿論実際に起きるが、蓋を開けてみたら大したものではない(場合がある)。
むしろそれによる損害を加味しても、圧倒的にノーガード戦法で戦ったほうがコスパが良い(場合がある)。

ふぅ、一気に書いてしまったので、もう後はダラダラ説明するだけになるが、まあ言いたいことはこんな感じだ。

なんというか、何かのサービスを考えた時、ありとあらゆるリスクを考えて、それを虱潰しにして事前に策を打つと、そりゃアクシデントが起きる可能性は極力減るけれど、それにかかるコストやユーザーの手間も圧倒的に増えてしまうわけだ。
そうするとそのコスト分は当然ユーザーに跳ね返ってきて、ユーザーはダルい上に金もかかるという踏んだり蹴ったりな状態になる(今はそれがデフォルトなので気づかない場合が多いが)。
でも、ここは思い切って、そのリスクが起きるのはもう織り込み済みにした上で、手軽にしてしまった方が良い場合がある。
当然リスクは起きるが、そのリスクなんてのは今日日ITテクノロジー、ビッグデータやAI解析、その他諸々で、一度目ならいざしらず二度目、三度目なんてのは防ぐことは結構出来る。
んで、その被害額と、事前予防にかけるコストで言うと、前者のほうが遥かに低いのだ。

ついでに言うと、ここには競合優位性やリプレイス的な要素も加わる。
つまり日本の大半の既存事業なんてのは、この日本人の特性に習ったものばかりで、手間ばかりかかるものが多い。
ここに敢えて僕の提唱する方法で切り込んだ時、ユーザーにしてみりゃ圧倒的に手間暇が安くなるし、おまけに手数料も下がるんだから、それはそれは圧倒的な競合優位性に繋がる。
「手間が減って、金は増える」
コレほど強烈なインセンティブなど他にあるだろうか。

この一見してファンキーな方法を取るのは向こう見ずな若者が多く、そんな若者を見て僕らおっさんは「おいおい、そりゃ危ないだろ。事故るだけだぞ」と思ってしまうし、実際事故が起こると「ほら見たことか。みんなが今まで事前策を打ってたのはこのためなんだぞ」とほくそ笑むが、しばらくするとビッグデータや解析やらでそのリスクがドンドン減っていき、気づけばShareが取られている、と見事なリプレイスが起きる。
某派遣サービスや某買取サービスがやってることってのはまさにこれそのもので、しかも後者の買取サービスなんてのはそこで溜まったアセットを活かして他の業界へ横転していってるもんだから、業界の人が気づかない間に一気に襲われかねん状況だ。

まあ何が言いたいのかと言うとだな。
ビジネスモデルをずらせばリプレイスはまだまだ出来る余地があるから、頑張っていこう、ということだ。

あ、もちろん、リスクが0.0001%でも起きる可能性があったら駄目な業界もある。
例えば銀行とかだ。
銀行が「振り込みミスがあった。まあいいや、次で改善しよっと」とかなったら目も当てられない。
なので業界に寄ってそのへんは柔軟に判断してくれよ、と当たり前の事を言いたい。

今回の記事は以上。

あ、最後に2つほど宣伝を。

実はこの度スタートアップ界隈の人に向けた有料マガジン IT startup magazine をNoteではじめた。
内容的にはいつも宣伝している起業家向けコミュニティ IT startup community のコンテンツ部分のみ切り出し、バラ売り及び安価定期購読で売っているものだ。
基本は月に10本程度の更新で、その週にリリースされたWEBサービスの情報や起業に役立つコラム、あるいは面白いWEBサービス紹介などを投稿していく。
月額3,000円なので、良かったらぜひご購読してもらえたらと思う。
手前勝手で恐縮だが、早く申し込んでくれたら過去記事も全部読めるのでお買い得だと思う。
あるいは試しに一つか二つ買ってみてもらえると、お互いリスクを抑えて試せるのでお得だ。

IT startup magazine

あと上記の起業家向けコミュニティ IT startup community の新プランの宣伝だ。
今回からなんと学割プランを用意させてもらった。
僕は情報経営イノベーション専門職大学というところで客員教授をしているのだが、より学生たちに接点を持ちたいという意味で作ってみた。
なんと月々980円だ。
流石にこれぐらいならば学生も払えるだろう。
こちらのコミュニティはマガジン版に加えて、交流要素やコンサルティング要素などが盛り込まれている。
イベントは結構やっていて、最近だと突発ビジネス相談会やら5つ星ホテルアフタヌーンティーオフ会なんかをやった。
あとはアパホテルでお泊り合宿もやった、あれは楽しかった。
他にもまあ幾つか特典がついているので、ネットワーキングをしたい人にとってはこちらがオススメだ。
ぜひこちらも併せてご検討してもらえたら嬉しい。

IT startup community

それと最後に Twitter を地味にやってるので良かったらフォローしてもらえると嬉しい。
起業に役立つ呟きをしている(つもりだ)。
まあ140文字制限があるので浅い内容にならざるを得ず、詳細はコミュニティまたはマガジンを御覧ください、という事になるが、僕が毎週買ってる花の写真とかもたまにUPしてるので、心の休息にでもいかがだろうか(ならないだろうけど)。

Twitter

以上。

本記事がもし気に入ってもらえたならば、コメント、感想、Share、良いね、などしてもらえたら嬉しい。
僕が言うことではないが、無料で出来る応援という意味で、ぜひお願いできればと思う。
そうしたら色々やる気に繋がるので。


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