3D アバターを作ってみた

僕とVRの出会いは結構古い。
2013年に Symmetry Dimensions Inc.の沼倉さんからOculusについて教えてもらって脊髄反射でDK1を買ってからだから、今年で8年目ということになる。
家ではOculus用のPCを高い金払って組んでるし、疲れたら今でも深海に潜ってクラゲを眺める生活を送っている。
そんな僕だが、実は恥ずかしながら自分のオリジナルアバターをまだ持っていなかったりする。
いつか作ろうとは思ってはいたのだが、仕事が忙しく、いつの間にやら2020年だ。
そんな時、とある女史よりアバター制作会社のことを聞いたので、暇を見つけて行ってみる事にした。
結果、予想以上に良さげなのが出来たので、応援の意味も兼ねてレポートを綴ってみる。

今回訪れたのは浅草にあるリアルアバター株式会社だ。
名前で予想出来る通り3Dアバターを作ってくれるサービスをやっている。
今回は7月7日にWebから申し込み、7月15日の昼過ぎに予約を入れた。
事前に長い注意事項を伝えられたが、要は「凹凸が分かりづらい様な服(例えば真っ黒い服だとか光沢があるやつだとか)は着るな」ということだった。
そんなわけで、日頃ユニクロの白いリネンのシャツしか着ない僕だが、ここぞとばかりにTomorrowlandの白いリネンのシャツを着て向かうことにした(見た目の違いが僕には正直わからない)。
僕の家は東西線葛西駅にあるので日本橋を経由して浅草駅に向かう。
A5の改札口直結に事務所があると記載していたのでA5改札口から出ると、なるほど、すぐ右隣に扉があった。
小雨が降ってたので正直これは助かる。
それから4階に上がりインターホンを鳴らすと、気の良さそうな男性が出迎えてくれた。
リアルアバター株式会社代表の岩山さんだ。

適当に挨拶を交えながら軽くお話を聞いてみる。
まずアバターを作る為にはこんなような装置に入る事になる。
まあ装置と言っても単なるカメラが沢山つけられてるブースだ。

で、こんな感じでポージングをする。

このポージングにはちょっとしたコツがあり、指を適度に開いたり、骨を認識出来るようにシャツを捲くったり、まあそんな事をなんやかんやで30秒ほど指示を受けた。
それからあとは思いの外簡単で、岩山さんのカウントダウンを待って、一瞬で写真を撮って終わり。
予備を含めて2回撮れば完了である。
それから後は岩山さんが作業をするのをジッと15分ほど待ってれば完成だ。

待ってる間、ついつい作業中の岩山さんに色々話しかけてしまった。
「このビジネスモデルだとアップデートし続けないときつくないか?」とか「将来的にどう差別化するのか」とか「現在はアバターはどうやって作ってるのか」などなど。
本当はデータを作るのに集中しなければならないはずなのに、性格の良い岩山さんは嫌な顔ひとつせず色々応えてくれた。
まあ詳細はここでは差し控えるが、それでもなかなかにして面白い絵図を考えていらっしゃった。
ついでに別室に置いてあった新作のプロトタイプも見せてもらったのだが「なるほど、これは楽しいビジネスになるぞ」と素直に思った。
何はともあれ楽しそうにしている氏の顔模様は見ていて楽しい。

そんなこんなで歓談をしてたら初期データが完成。
すぐにPCで見させてもらうと、それはそれは素晴らしいデータが出来ていた。
解像度は高く、シャツの折り目が一つ一つ認識できるリアルな出来栄えだ。
お値段の張るシャツの高級感も、お気に入りのナイキのスニーカーのヘタレ具合も、ユニクロのデニムの安っぽさも、見事に表現されていた。
敢えて難癖をつけるとするならば、何故か顎が無くてのっぺりとしているのだが、まあ鏡を見てみたらそもそも僕は顎がないので、素材に原因があるのだろうと思って黙っていることにした。
後は調整をして完成データを当日内に渡してくれる、とのことだったので、僕は岩山さんにお礼を言って浅草を後にした。

そうして届いたデータがこちらだ。

見てもらいたい、この得意げに馬鹿面引っさげた僕を。
まさに本物そのもの(しつこいようだが顎の部分だけ何とかしたいと思ってる)。
今これを写真と言われても誰も分からないだろう。
それぐらいリアルだ。
これを VRchat や Cluster に入れたらどれだけ周りから注目を浴びるか。
今から考えるだけでワクワクする。

というわけでこれで僕も名実ともに電脳世界の住人になったわけだ。
超高層ビルの屋上で「ネットは広大だぜ」とか呟いてる顎が無い人間をみかけたら、それは間違いなく僕だろう(いやまあ同じことやってる人は5万といるだろうけど)。
そしてもし同じく電脳世界にダイブしたい人がいたらリアルアバター株式会社に駆け込んでみるのはいかがだろうか。
そこにはきっと新しい世界が広がっているはずだ。
一足先に僕はあちら側でお待ちしている。

ちなみに僕が今回頼んだコースは、基本的なアバター制作とVRMファイル化、それにVRchatへ簡単にアップできるパッケージで、気になる料金は税込み17,160円だった。
まあこの金額をどう見るかは人それぞれだが、個人的にはハッキリ言って格安だと思う。
こんな安価だと事業は続くのか、もっともっと値上げしてもよいのに、と心配してしまう程だ。
いつまでもこの金額で続けるのかは保証がないので(どう考えてもお試し期間が終わったら値上げするのは間違いない)、気になってる人がいたら是非申し込んでもらいたい。
「僕のブログを読んで申し込んだ」と言ったら、まあ気の良い岩山さんのことだ、ニッコリと微笑んでくれるだろう。

願わくば彼の事業がうまくいくように、そして一人でも電脳世界にデビュー出来るように。

以上。


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