人も情報も上流から下流へ流れる

ご存知の人もいると思うが、僕の会社tsamはスタートアップへの支援をメイン業務としている。
表現の方法はコンサル、顧問、メンターなど色々あるが、まあぶっちゃけてしまえばどれもメンタリングをする、ということだ。
今回はそのメンタリングをする上で、幾度となく指摘してきたポイントについて語ろうと思う。
水が上流から下流に流れるように、人も情報も上から下へ落ちる、という話だ。

さて、早速語っていこう。
ビジネスを考える上で、ビジネスモデルの次の展開を考えておくというのは非常に重要だ。
このセグメントを抑えたら、次はこう横展開(乃至は縦展開)をして、事業をグロースする、みたいなやつだ。
で、この展開で覚えておきたいのが、表題の通り、人や情報は上流から下流へ流れていく、ということだ。
どういう意味か具体的に説明する。
例えばあなたが結婚式場のメディアを運営していたとする。
あなたのメディアでは数多くの式場が検索できて、実際に申し込みまでが出来る、といったものだ。
でだ、そのメディアであなたがある程度のトランザクションが発生するレベルまでもってきたら、どう展開したら良いのだろうか。
それは当然次のフローのShareを抑えることだ。
結婚式場を探そうとしてるんだから、当然結婚をするわけだ。
でそしたらその次は何かというと、まあ大抵は出産になる。
そして育児があり、教育があり、と続くわけだ。
そう考えるとあなたが次に行うのは、出産周りのビジネスを始めるのが良いだろう。
潜在顧客は既に抱えていて、ある程度エンゲージメントが高まっているのだから、式を終えて、ある程度時間が経った後に出産周りの情報を流せば、そこそこ高いCVRが見込めるだろう。
で出産でCVしたユーザーには次はどうすればよいのか。
もうお分かりの通り、次は育児関連の情報を流し、そして数年後は教育を流せば良い。
自分の抑えたフローの次へ、次へと進むわけだ。
これが上流から下流へ流れるということだ。
では今回の例をみると、式場サイトが最上流かと言われるとそうでもない。
その前には結婚相談所などの出会いという切り口がある。
となると式場を抑えたあなたはより多い潜在顧客を獲得しようと、出会いの場面まで切り込みたくなるとは思うが、残念ながらこれは悪手である。
なぜならあなたが抑えた層はすでに恋人が決まっており、その手前を攻めようと思ったら全くのゼロからスタートすることになるからだ。
長い間で創り上げたアセットが全く活かせない戦いを強いられることになる。
ビジネスを展開するならば、自分が手に入れたアセット、競合優位性を活かして、最初から有利なシチュエーションで行うべきであり、それは下から上へは流れず、下にしか進めない。
結婚式場を探してる層を抑えたというのがアセットならば、次は出産や育児にいくべきであり、上流の出会いへは向かえないというわけだ。
これが上流から下流へ流れるという意味だ。
こう考えると、ビジネスはできるならば上流から始める方が好ましいと考える。
旅行ビジネスならば旅前から確保しておくとその後のフローが全部喰えるだろうし、介護士の奪い合いである介護ビジネスを始めたければ介護士を作るところを抑えたら競合優位性になるだろう。

「上流から下流へ」
起業を考えている人がいたら是非覚えておいてもらいたい。
以上が、今回のノウハウ共有になる。

さて、それでは最後に2点ほど宣伝を書いておこう。
まず1点目。
僕がメンターを務める青山スタートアップアクセラレーションセンター(ASAC)が第9期のプログラムを募集している。
ASACは数あるアクセラレーションプログラムの中で都内ではとりわけ知名度があり、サポート体制も充実している。
実際交流会などで他のメンターと会う機会があるのだが、皆さん全て優秀で、的確なメンタリングをされてらっしゃった。
もちろん採択までの道のりもなかなか大変なのだが、厳しい審査を通過した後は有意義な体験が出来ることは間違いないだろう。
僕もメンタリングには全面的に協力しているので、審査通過後は遠慮なく連絡してほしい。
応募を検討している人は是非こちらを御覧いただきたい。
青山スタートアップアクセラレーションセンター

次に2点目。
これはもういつもの通り僕の運営する起業家志望向けオンラインサロンIT Startup Communityの宣伝だ。
IT Startup Communityは起業家を志す人や新規事業を考えている人向けのサロンだ。
運営して早1年半になるが、最近はもう慣れたもので、まあ気負わずマッタリペースでやっている。
更新は週に6本。
大半がリリースされた新サービスについての言及、深堀り。
たまに起業へのTips記事などが入る。
今回書いた「上流から下流へ」云々も勿論何度と無くサロン内で投稿している。
他にも、サロンコンテンツとして、スタートアップ用語集や起業指南書などがある。
これを読めば基本的な情報は手に入るだろう。
オフラインでのイベントは月に1~2回ぐらいの頻度で行っている。
勉強会然りオフ会然り。
ネットワーキングも大切なのだ。
今なら一週間の無料期間もある。
まずはお試しにご参加してみてはいかがだろうか。
お申し込み、心よりお待ちしている。
IT Startup Community

以上、久しぶりに連連書きなぐってみた。
ご意見、ご感想あれば是非コメント欄へ。


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