第8回 農業ワールドに行ってきた

何年も前からアグリテックに注目している。 圧倒的にローカルな市場故にITで飛躍できる可能性があるからだ。
ニュースは一通りチェックするし、展覧会などにも足繁く通っている。
色々なところに顔を出して感じるのだが、この数年アグリテックの発展は本当に凄い。
IT人間の僕が舌を巻くレベルのIT活用しているところすらある。
おそらくもう僕みたいな人間が割って入る余地はないのだろう。
嬉しいような少し寂しいような、そんな気持ちだ。
が、それはそれとして、やはり展覧会は面白い。
今年も農業ワールドの時期になったので早速行ってみることにした。
せっかくなのでこの面白さを知ってもらおうと、運営しているオンラインサロンで企画を立てた。 農業ワールド見学ツアーの出来上がりというわけだ。
というわけでそのレポートを記す。

農業ワールドは、今年何故かビックサイトではなく幕張メッセで行われた。
東京駅からえっちらおっちら京葉線で向かう。
10時オープンに合わせてサロンメンバー達と合流。
長めの列に並び、入場だ。

本展は3つの展示会で構成されている。
「次世代農業EXPO」「農業資材EXPO」「6次産業化EXPO」だ。
今回は「次世代農業EXPO」と「6次産業化EXPO」を見てきた。

あーでもないこーでもないと広い展示会を端から端まで片っ端から覗く。
結構な広さな上に、すぐに立ち止まって説明を聞くので、なかなか見終わることはなかった。

で、なんとか頑張って全部みた感想としては、昨年に比べて大きな進歩、ドラスティックな流行の変化などは見られなかったという感じだった。
記憶に残るキャッチーな新サービスも特に無かった。
次世代農業Expoは、例年の通り、ドローンやAI画像解析、IoTや植物工場、それにバックエンドシステムなどが大半だった。
6次産業化Expoも、食品乾燥、粉末化、パッケージング、などが多かった。

まあでも、パワードスーツを着て写真をとったり、サービスのサクラじゃないかと思われるようなオーバーリアクションを取ってしまったり、6次産業ブースでは美味しい試食をしたりと、終始笑いが溢れる和気あいあいとした雰囲気で、これはこれで大人の遠足気分で楽しめた。
やはり大勢で行くのは良い。
参加メンバーの感想も上々で、次回また何かの展示会に一緒に行きたいと思った。

けっきょく2時間ぐらい歩いて疲れ果てた我々は、近くのファミレスに立ち寄りランチ。
歓談した後、電車で帰宅という流れになった。

というわけで、面白かったサービスリストを載せよう。

AeroBack(株式会社サステクノ)

腰への負担を軽減するパワードスーツ。
存在は知っていたけれど、身につけたことは無かったので、みんなで試着して写真を撮って楽しんだ。
まさに未来の世界よこんにちは、だ。
しかし、荷物を持ち上げても正直あまり効果は感じられず、ちょっと微妙だった。
確か30万円ぐらいだった記憶がある。

STAYS(有限会社ハマやプリンシプル)

こちらもパワードスーツ。
AeroBackと違って姿勢矯正に重点を置いていた。
一着2,3万とかでお安い感じ。
意外にデザインが格好良かった。

疲労軽減マット(北沢産業株式会社)

黒いマットで、その上に立つと足への負荷が分散されるというもの。
普通の床に立つと重さが踵に集中されるところを、このマットに立つと足全体が沈み込む感じになる。
重さが分散化されているのだ。
工場とかでは地味に良さげかもしれない。

自動排出機構付き卓上データウェイ(大和製衡株式会社)

これは結構面白いやつだった。
同じ食品を複数個で一つのパッケージにする際、内容量を均一化する必要がある。
例えばじゃがいも複数個300グラムで一袋、みたいな場合だ。
この機械は、不揃いのじゃがいもを10個手動で設置すると、機械がどのじゃがいもとじゃがいもを組み合わせれば300グラムに一番近くになるかを瞬時に計算し、そのじゃがいものみをレーンに流すという代物。
これにより今まで人力でやっていた手間と軽量ロスを無くせるんだとか。
もっというと従来と同じ量の原材料で増産することが可能になる。
結構面白いなあと思った。
まあ問題はそのじゃがいもとかを設置するのがまだ人力だってことなんだけども。
これさえ解決したら更に便利になるなー。

X線非破壊検査(アンリツインフィビス株式会社)

線を使って食品の中を検査できる装置。
じゃがいもの空洞やとうもろこしの不稔をチェックできる模様。
これにより均一化された質を市場に提供できるようになるとか。
特に目新しいものではないけれど、以前見たときよりチェックにかかる時間などが早くなっていた。

光センサー(ヤンマーグリーンシステム株式会社)

こちらも光センサーを用いて食品の中を検査するもの。
水果や褐変だけでなく、糖度まで分かるんだとか。
甘くて美味しいりんごだけ選べるのは良いね。

Tobii pro glasses 2(トビー・テクノロジー株式会社)

アイトラッキングができるデバイス。
これをつけることで、視線の遷移が分かる模様。
つまり熟練者の目の動きが分かるので、新人の教育に活かせるのだとか。
新人はどうでも良いところを見ちゃったりするからね。

スーパーソル(有限会社とさ通信)

今回一番盛り上がった商品。
なんて説明したらいいかな、スーパーソルとは廃ガラスを原料とした軽石みたいな代物。
この小さな粒を土壌に混ぜることで、通気性や、保水性、排水性、保肥力などが改善されるようになるとか。
テキストだとイマイチ良さが伝わらないな……。

実際にスーパーソルを使った鉢が展示されていた。
一見して何の変哲も無い鉢だったのだけれど、中に大量の水が実は含まれていて、そして排水性も凄いもんだから、反対側から息を吹きかけると何もない鉢から水が滝のように溢れ出てきた。
意外な展開に一同大声をあげて大興奮。
まじで驚いてしまった。

そしてスーパーソルで作ったコースターも見せてもらったのだけれど、水をかけてもかけても瞬時に吸い込まれるこの素晴らしさ。
スーパーソルで花瓶を作ったら、外側に水をいくらかけても、底から滴る前に全て吸収される。
いやこれまじ凄い感じだったので、是非WebSiteをチェックしてみてもらいたい。

こんな感じか。
大きな発見はなかったけれど、ちょくちょく面白いのがあったと思う。
というわけでいかがだっただろう、今年の農業Expoのレポート。
楽しんでもらえたら何よりだ。

さて、最後にちょっとしたニュース告知がある。
この記事に対する情報料代わりに最後まで目を通してもらえると嬉しい。

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